夜7時になっても空が明るかったよ。7時に職場の施設をライトアップさせる電源を入れることになってる。

 

 本を読むのが好きな人で、何冊も並行させて読む人がいるけど、私はそういうのできへんわーって思ってた。読んでたあらすじとか登場人物とかすぐ忘れるし、話がまぜこぜになるような気がしたから。

 でも今は通勤時はこれ、昼休みの時はこれ、寝る前、休みの日って何冊も分けて読んでる。昼休みに重い内容の作品は読まない方がいいなとか、寝る前にサクサク軽いの読んだらノリノリになってしまって、いつまでたっても寝られへんというのがわかった。

 

 晩ごはんに作りおきで冷凍しておいたカレーを食べた。レンジでチン。美味しかった。次に食べる時は目玉焼きのっけてみよう。

 大雨。降ったりやんだり。

 

とにかくうちに帰ります (新潮文庫)

とにかくうちに帰ります (新潮文庫)

 

  6編の短編、中編が入ってて、最後の作品以外は同じ登場人物と同じ職場。主人公の20代女性とちょっと先輩女性2人がグループになってて。そこに男性上司や男性新人が絡んでくる。インフルエンザが流行ってるのにマスクをせずにせきこみながらしゃべりかけてくる上司。しかも業者みたいにマスクを売りに来る、とか。悪い人じゃないけど手くせのよくない男性社員からお気に入りの文房具を取られたっぽいけど現場を見てないから返してと本人に言えないとか。アルゼンチンのフィギアスケートの選手が妙に気になって職場で話題にしたいんだけど、先輩女性の一人がマイナスの力を持ってるようで、先輩女性がスポーツの応援すると成績が下がったり、ケガをしたり、監督が干されたりってなるからアルゼンチンのフィギアスケートの話をどうやってもっていこうか、とか。

 

 私が今まで働いてきた職場で実際にあったような、人によっては「何も起きてない」と思ってしまうかもしれない、「生」とか「死」とかのそういうザルの目からこぼれてしまう、どうってことのない話。私が大好物の話。

 

 仲のいい人ばかりじゃないし、やな人もいる。でもほぼ毎日、一緒に過ごして連帯感が生れることもあったりして。仕事だから仕方がないって接してる人もだんだんほつれてきたな、仲よくなれるかな、あ、やっぱムリとか。毎日同じくりかえしで煮詰まってるようで実は平和だったり安心感だったりする。その中でおもしろいことをする人がいる。命にかかわることじゃないけど。

 

 最後の作品は大雨警報が出て、職場がある「洲」から本土まで電車かバスで橋を渡らないと帰れないのに運休になってしまって仕方なしに歩いて橋を渡ろうとする人達の話。暴風雨の中、レインコートを着ていてもずぶ濡れになって、体温がどんどん奪われて体力が消耗してしまって。なかなか橋を渡りきれない中で、一緒に本土を目指している仲良くもない相手と話してもとんちんかんなことしか返ってこない。それでも会話を続ける。家に帰ったら、部屋に着いたら、シャワーを浴びて、テレビつけて、あったかいお茶が飲みたい、インスタントラーメンが食べたい、とにかく家に帰りたい!

 

 それまでは。家に着くまでは。どうでもいい話を続けたいな。おもしろい。大好き、大好きな話。

 

 

 妹は39歳で初めて子供を産んで、これから子育てとか大変なんちゃうんと心配してたけど、たまに遊びに来る妹と甥っ子を見ると大変なことよりも楽しそう。あと自分が死んだ後の未来を子供がつないでくれるってのは大きい。私はもう若くないんやから、先がないんやから、ってどんどん未来の選択肢を減らさないといけないけど、妹は甥っ子の選択肢がプラスされる。(未来をつなぐのは子供だけじゃなくてほかの人間関係や仕事とかもあるけど。)

 

 映画「20センチュリーウーマン」を観てきた。

続きを読む

 今日は早番。全然暑くない。曇り。ずっとこの快適な気温でいてくれたらええな。

 

 角田さんの小説「くまちゃん」の短編のひとつで、主人公の女の子が料理上手で失恋した時にああ!餃子の皮をこねよう、牛のしっぽを煮込もう、ってセリフがあって。失恋じゃなくても、なんかうつうつした気分とか煮詰まった気分とかを解消する手段として、散歩みたいな感じで料理をするってのがあるみたい。特に煮込み系。

 

 で、数日前に食べた晩ご飯。何でもええな、疲れたわ今日も、でレトルトのグリーンカレーを湯せんして食べたら、グリーンカレーが久しぶりやったからか、めっちゃおいしかった。食べながら、カレーって非常食として作っておいたほうがええかも、って休みの日に作り置きしてみた。ある程度の食欲があって、で、料理するのはめんどくさい時にとても使える。6食分のカレーを思う存分煮込んで、タッパーに入れて冷凍保存。こういうのって時間が美味しくしてくれる料理がいいんだと思う。楽しかった。また作ろ。

 

 ちなみに人に食べさせたいカレーではない。私だけがおいしいと思うカレー。

 

 1年前、2年前のことを考えたら、たばこやめた、酒もかなり減った、心療内科でもらってた薬も今んとこまだ飲んでない。つまり身体的にはかなり負担が軽くなってるはず。でもすごくしんどい時がある。心がとてもぐーってなる。このしんどさをもし、乗り越えることができたら。

 

 とても穏やかなおばあちゃんに変身してるような気がする。歳をとるためのステップなのかと思うことにした。

 

 

 

 

 先々週に体調を崩して、町の内科へ行って処方してもらった漢方薬が「コウソサン」というもので、なんか元気になっちゃった。その元気で先週、東京の武道館でブイブイ行ったりしたら揺り戻しで今週えらい目にあっちゃった。

 

 朝、目覚めて。マイナスの風が頭の中に渦巻いて疲れた。で、部屋でボーっとしてたら、テレビの横に置いてる、小さな小物入れ用の引き出しに目が止まった。その中には去年まで通ってた心療内科でもらった薬があまった状態で入ってる。

 

 忘れてた。辛かったら薬を飲めばいいって発想を忘れてた。そう思うとちょっとマシになった。で、中島らもが読みたくなった。自分が手元に持ってないやつ。

心が雨漏りする日には (青春文庫)

心が雨漏りする日には (青春文庫)

 

  しょっぱなの、お父さんの躁エピソードからチョーおもしろい。キャッキャ笑ってしまう。「おかげで卵料理のバリエーションだけは、おれも妻もよそさまに自慢できる。」って文章とか、らもさんやな、ええなって思う。

 

 高校一年生の誕生日に「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」を友達からもらってからファンだった。でも大人になったある時期から信用できなくなって100%ファンでなくなった。

 

 時間が経った今、あらためて読みたくなったってのは、私にとっての信用できへんことってそんな、たいしたことちゃうやん、って思ったから。今日はらもさん、大好き。私、めっちゃゲンキン。