今日は休日でした。天王寺へ行ってお薬をもらって、本屋さんで松浦理英子さんの新刊を買いました。帰りの電車で読み始めて、家に着いてからも読み続け、夕方には終わってしまいました・・。ゆっくり読もうと思ったけど、無理。

あいかわらず素敵な小説で、理英子さんは過去の作品で提示した内容をさらに深く掘り下げることで前進するような感覚と、広がり転化していくような感覚があって、リアルタイムで読むのをこんなに楽しみにしてる人はいません。文章、エピソードがぐんぐん進んでいくけど読み飛ばすようなことはなく染み込んでいきます。

今回の作品は今までなかった男性が主人公で、これがまたいろいろ考えます。40歳すぎてアイドルに夢中になってる男性方ってこんな感覚でアイドルを観てる部分もあるのかなーとか。アイドルの女の子たちって可愛いだけじゃなくて気丈な部分を見せてくれてすがすがしかったりするんだろーなー。「俺も女の子になってあの群れの中に入りたい!」って誰か言ってたような気がするけどきっとそういうことなんだな。だとしたら、主人公の最後の感情は「俺も女の子に・・」からさらに掘り下げてて、びっくりだけど納得。

この単行本は2作品入っていて、最新作とともに理英子さんが若い時に書いた未収録の作品が載っています。どちらも「小説を書くということは」というテーマがちょろっと挿入されててこれも読みごたえあります。

奇貨

奇貨