熱はそれほどないけど体のだるさがひどかったので、近所の診療所へ行った。風邪の引き始めか何かわからないけど様子みましょうとのことで漢方薬をもらった。

 

最愛の子ども

最愛の子ども

 

  一番好きな作家で、私が好きになったのが20歳の時。それ以降、5年以上待っては新作が出るというサイクル。なので、もったいなくてなかなか読めなかった。

 

 ここから感想文を書いているので、これから読もうという人は読まない方がいいです。最後の場面を書いてます。

 

 

 女子高生3人組を周りのクラスメイトの女子達が「ファミリー」と呼んでいて、3人組の独特な関係やじゃれあいをクラスメイトの妄想を交えながら話が進んでいく。途中まではじゃれあってる場面にうっとりしてこっちもクラスメイトみたいな気分になる。ほっぺたをつねったり、髪の毛をくしゃくしゃしたりの弄びっぷりは、私、こういう女の子同士の世界が大好物ってわけじゃないけど、安心して気持ちよさそうって思える。動物を撫でたり、きれいな花を触りたいなって手を伸ばす感覚とかも含んでるからだと思う。

 話の途中から3人組の一人が私に似てるって思った。3人組から抜けて自分がいない方がこの2人の関係はもっと純粋なものになるんじゃないかとか、この3人の関係に依存し過ぎてしまった、とか考えはじめて休憩時間に一人で過ごす時間を増やしたり。「いつかは卒業してみんなバラバラに離れていってしまう」「いつまでもこれは続かない」という内容の文章がたびたび出てくる。だからこそ今を味わおうとは思えなくて、そうなった時に「寂しくならないよう」に距離を置いてしまう。

 最後の場面。みんなが卒業してすぐ後。私が似てると勝手に思ってる女の子の気持ちがせきを切ったように流れる。どれだけ、どれだけ、どれだけなんだろう。

 

 そしてこのあとがとても好き。