サクサク読めそうって、そんなに期待してなかったけど実はとてもおもしろかった。カンフル剤とかニンニク注射並。すごい即効性がある。元気でる。想像してたのと全然違う。

 

 

 内容は、ぼちぼち無理せずやっていったらいい、てことに尽きると思う。はっきりと「これがダメ」ってのはなくて「あらゆるダメ」なもの全部ひっくるめて、いかに工夫してやっていくか。やりすごすか。やなこと言う会社の人間をどうやって受け流すかとか。悪口言うエネルギーをほかに使おうとか。こうやって書くと悟りきってるように思えるけど、一方で親に怒りを表明するために、織田作之助賞を取った数日後に台所にあったみそ汁のなべをひっくり返したり(最小限の被害で済むように角度やいろいろ考えたらしいです)って激しいエピソードもあって、すべてが具体的で身近でおもしろかった。働いてる人は特に楽しめると思う。女性に限らず男性も。

 

 

 

 2年前に某イラストレーターの講演会を偶然に見る機会があって。中高生、大学生向けの講演会。イラストレーターになるにはどうしたらいいか、ってのをとても具体的に話してておもしろかった。フリーとして仕事をする際には社会的な信用を得ないといけないから固定電話を契約しておいたほうがいいとか。あとすっかり内容忘れたけど、ビックリマンチョコのシールの話とか。この講演会では参加者さんにあらかじめ、先生にもし絵を見てほしい人がいたら事前に送ってくださいってやってて、それを当日、イラストレーターさんは提出してくれたイラストのよかった点とか、これはどういう意味なの?って一人ずつ丁寧にアドバイスをし始めて。講演会の時間が終わりになって参加してくれた人達には帰ってもらって、でもイラストを提出した、まだアドバイスされてない人達には残ってもらって。会場の照明を半分落とした中で、長いなー熱いなーでも参加した人はめっちゃ嬉しいやろうな―って見てた。自分が持ってるすべてを伝えたい、て同じ目線でイラストを提出した若い人達に全力で話しててすごく感動した。こんな人がおるんやなーて。急に思い出したこと。